デイリーコモディティ市況コメント

WTI原油は急反発、中東情勢の混乱を受け

08:00:55

13日のWTI原油は急反発。取引中心限月である期近8月限の清算値は前週末比6.60ドル高の77.94ドル。
週末に米国とイランが空爆を応酬したことを受け、週明け早々から、WTI原油は急伸している。
トランプ米大統領は、イランに対する海上封鎖を再開することをSNSで投稿すると、上げ幅を拡大した。
トランプ米大統領はまた、ホルムズ海峡を通過する貨物については20%が米国に払い戻されると投稿している。ホルムズ海峡の管轄権に対する混乱の長期化も警戒されていた。これに対して、国連の国際海事機関(IMO)は、国際航行に利用される海峡の通航料徴収に断固として反対すると表明するなど、混乱も広がっている。
米海軍が、米東部時間14日16時からイランに対する海上封鎖を実施すると正式に発表したこともあり、取引終了にかけ、WTI原油は上げ幅を拡大している。
WTI原油期近9月限は6.44ドル高の77.78ドルで取引を終了している。
サウジがイエメンのフーシ派の首都サヌアの国際空港に空爆を実施し、フーシ派がサウジに対する報復を宣言したことも懸念されている。フーシ派はサウジのアビハ国際空港やキング・ハリド空軍基地にミサイルを発射したほか、バブエルマンデブ海峡の封鎖を警告している。今後、サウジアラビアの東西パイプラインや紅海の輸出港ヤンブーも標的となるリスクも高まっており、サウジの代替ルートが途絶えると、WTI原油は再び急伸するリスクを秘めている。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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