デイリーコモディティ市況コメント

シカゴ小麦が急騰、ロシアの供給不安が背景

07:59:47

15日のシカゴトウモロコシは続伸。取引中心限月である期近12月限の清算値は前日比9.00セント高の469.50セント。
シカゴ小麦が急騰を演じており、シカゴトウモロコシの連想買いにつながったとみられる。米コーンベルトの天候リスクは乏しく、受粉も順調との見方が一般的ながら、欧州におけるトウモロコシの減産観測もあり、支援材料となっていた。
シカゴトウモロコシ期近12月限は、7月の高値を更新している。

15日のシカゴ大豆は反発。取引中心限月である期近11月限の清算値は前日比10.75セント高の1201.75セント。
シカゴ大豆もシカゴ小麦急騰への連想買いで上伸している。弱気な米CPIや米PPIが相次いで発表され、ドル安が進行したことも支援材料となっていた。
米農務省は連日、中国による成約を明らかにしていたが、本日はその発表はなかった。
シカゴ大豆期近11月限は12ドルの大台で取引を終了している。

15日のシカゴ小麦は急反発。取引中心限月である期近9月限の清算値は前日比32.50セント高の677.50セント。
ウクライナによるロシアのエネルギー施設への攻撃が拡大しており、ロシア国内のガソリン・ディーゼル燃料不足が一段と深刻化している。これによって、ロシアの冬小麦収穫に対する懸念が高まっている。また、港湾施設も相次いで攻撃されており、小麦の輸出に対する懸念も広がっている。
ロシアの穀物輸出の主要なルートであるアゾフ海での攻撃が激しくなっており、世界最大の小麦の輸出国であるロシアからの小麦輸出の停滞は必至の情勢である。
また、米国の春小麦産地である米プレーンズの熱波も引き続き、支援材料となっていえる。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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