デイリーコモディティ市況コメント

波乱含みの中、NY金は反落

08:01:39

15日のNY金は反落。取引中心限月である期近8月限の清算値は前日比17.9ドル安の4051.8ドル。
15日に明らかにされた6月の米卸売物価指数(PPI)は前年比5.5%上昇で、事前予想の同6.2%上昇、前月の同6.5%上昇のいずれも下回っている。コアPPIは前年比4.7%上昇で、事前予想の同5.1%上昇、前月の同4.9%上昇のいずれも下回っている。
一方、7月米ニューヨーク連銀製造業景気指数はプラス15.6となり、事前予想のプラス9.2、前月のプラス5.2を大きく上回っている。
米消費者物価指数(CPI)と米PPIとも、予想以上の鈍化が示された。前日、NY金期近8月限は一時、4100ドル台まで急伸したものの、前日の高値からの値崩れもあり、4100ドルに対する抵抗もあり、その後、ジリ貧に転じた。
米国取引時間帯には期近8月限は4033.0ドルまで値を消す場面もみせたが、その後、大きく買い直され、4089.1ドルの高値を示現。
ウォーシュ米連邦準備制度理事会(FRB)議長は米上院銀行委員会での議会証言において、6月のインフレ指数が軒並み予想を下回ったことについて、物価の基調をみるうえで不完全な統計」と指摘。インフレ抑止に今後とも注力する姿勢を改めて強調したことが、NY金の切り返しになったようだ。
NY金期近8月限は2.8ドル安の4066.9ドルで取引を終了している。
原油価格の強調地合いは継続する中、シカゴ小麦の急騰もあり、穀物インフレも警戒されている。
NY銀は急反落。取引中心限月である期近9月限の清算値は前日比1.671ドル安の57.433ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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