デイリーコモディティ市況コメント

ホルムズ海峡の開放観測から、WTI原油は期近中心に大幅続落

08:01:21

4日のWTI原油は大幅続落。取引中心限月である期近9月限の清算値は前日比4.57ドル安の75.77ドル。
ベッセント米財務長官は4日、一両日中にもホルムズ海峡の再開に向けた合意に達する可能性があると言及。仲介国であるカタールは緊張緩和を目指した合意案が当事者間で回覧されていると明らかにしている。
こうした動きを踏まえて、ホルムズ海峡の開放に対する期待が一段と強まり、WTI原油は期近中心に大幅続落となった。
ただし、イラン側は、一両日中のホルムズ海峡の開放はないと指摘しており、なお先行きは不透明に変わりなし。
イランとオマーン両国で、ホルムズ海峡の航行に関する協議は継続されているが、ロイター通信などが伝えるところによると、ホルムズ海峡に入る際にはイラン航路を利用する一方、ホルムズ海峡から出発するときはオマーン航路を通過する案でまとまりつつある模様で、通行料はイランとオマーンが等分すという。
日本時間5日朝5時半に米石油協会(API)が示した週間石油在庫統計で、原油在庫は269万バレル増、ガソリン在庫は15.6万バレル増、中間留分在庫は120万バレル減、認証在庫であるクッシング在庫は235.8万バレル増。クッシング在庫の急増を嫌気して、WTI原油は下げ幅を拡大し、ほぼ安値引けとなった。
WTI原油期近9月限は5.20ドル安の75.14ドルで取引を終了している。この日の安値は75.11ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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