デイリーコモディティ市況コメント

シカゴ穀物は総じて下落、米農務省発表を前にしたポジション調整の手じまい売りが重石に

08:02:24

11日のシカゴトウモロコシは下落。取引中心限月である期近12月限の清算値は前日比1.25セント安(2日分合計で1.25セント安)の460.50セント。
12日に米農務省の生産高予想の発表を控えており、ポジション調整に終始していた。実地調査に基づく最初の生産高予想で、作柄状況を踏まえると、前年同期の生産高予想よりもイールド低下は必至とみられる。その一方で、良好なイールド予想もあり、積極的な仕掛けはみられず。
ちなみに、前日、取引終了後に米農務省が明らかにした米国トウモロコシの作柄状況で、全米平均の優と良の合計は61%(前週61%、前年同期72%)。
日本時間13日深夜1時に米農務省は生産高予想を明らかにするが、最初の予想だけに、市場予想と大きくズレることも多く、一年を通して、最大の変動要因となる。

11日のシカゴ大豆は反落。取引中心限月である期近11月限の清算値は前日比10.75セント安(2日分合計で7.50セント安)の1168.75セント。
12日に米農務省が発表する生産高予想を意識して急落している。米国大豆の場合、作付面積自体が前年度よりも大きく増加しており、弱気な生産高予想は避けられない状況にある。中国向けの米国産大豆成約を好材料にして、弱気な生産高予想をやや無視して相場水準を切り上げた反動安ともみられる。
ちなみに、前日、取引終了後に米農務省が明らかにした米国大豆の作柄状況で、全米平均の優と良の合計は61%(前週62%、前年同期68%)。
米農務省は中国向け13.6万トンの成約があったことを伝えているが、評価されず。

11日のシカゴ小麦は急反落。取引中心限月である期近9月限の清算値は前日比10.25セント安(2日分合計で9.50セント安)の630.25セント。
米プレーンズでの熱波が寒冷前線の影響で後退しており、これが米農務省の需給報告前のポジション調整における手じまい売りにつながり、下げ幅を大きくしている。
ちなみに、前日、取引終了後に米農務省が明らかにした米国大豆の作柄状況で、全米平均の優と良の合計は51%(前週55%、前年同期49%)。
需給報告において、米国小麦の生産高予想以上に、ロシアの輸出や欧米の生産高予想も注目されている。強気の内容が期待されているだけに、値崩れした反動高も期待されている。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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