デイリーコモディティ市況コメント

シカゴ穀物は軒並み急反発、強気の需給報告を好感

08:03:24

12日のシカゴトウモロコシは急反発。取引中心限月である期近12月限の清算値は前日比20.25セント高の480.75セント。
注目の2026年度の米国トウモロコシの生産高予想は160億1300万ブッシェルとなり、7月の机上の数字である160億ブッシェルを上回った。全くの予想外の発表となったが、収穫面積が8740万エーカーから8860万エーカーに上方修正されたためである。一方、イールドは180.7ブッシェルと予想され、7月の机上の数字である183.0ブッシェルから低下している。
市場が今回より注目したのは、2025年度の米国トウモロコシの期末在庫であり、2026年度の期初在庫が20億2000万ブッシェルから19億4500万ブッシェルに下方修正されたこと、2026年度の輸出需要が32億ブッシェルから32億7500万ブッシェルに上方修正された結果、2026年度の期末在庫が17億9000万ブッシェルから16億5300万ブッシェルに下方修正された。
結果的に強気の需給報告を好感して、シカゴトウモロコシは急伸し、480セント台を回復し、ほぼ高値引けとなっている。この日の高値は481.50セント。
それでも、米コーンベルトでの生育に理想的な天候が続いており、再び天候要因が圧迫要因になることも留意すべきである。

12日のシカゴ大豆は反発。取引中心限月である期近11月限の清算値は前日比14.50セント高の1183.25セント。
2026年度の米国大豆の生産高予想は45億1900万ブッシェルとなり、7月の需給報告で示された机上の数字である44億7500万ブッシェルを上回った。トウモロコシ同様、収穫面積が上方修正されたためである。ちなみに、イールドは52.7ブッシェルで、机上の数字だった53.0ブッシェルを下回っている。
2026年度の米国大豆の期末在庫は3億1000万ブッシェルから3億2000万ブッシェルに上方修正された。
弱気な内容だったが、シカゴトウモロコシと小麦の急騰に追随して買い進まれることとなった。
米農務省は中国向けとして2026年度分、24.4万トンの成約があったことを公表している。

12日のシカゴ小麦は急反発。取引中心限月である期近9月限の清算値は前日比22.50セント高の652.75セント。
米農務省が明らかにした需給報告において、ロシアとウクライナの小麦輸出需要が下方修正されたことが大きな支援材料となっていた。ロシアは4750万トンから4600万トン、ウクライナは1450万トンから1350万トンに、それぞれ下方修正されている。ちなみに、ロシアの生産高予想は据え置きの8850万トン、ウクライナは2400万トンから2540万トンに上方修正されており、互いの攻撃による輸出に関する供給リスクが改めて認識することとなった。
米国小麦の生産高予想は15億3600万ブッシェルから15億3100万ブッシェルに若干、下方修正されている。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

免責事項
本ホームページはAIゴールド証券(株)の顧客である貴殿に対し、専ら貴社・貴殿にご利用頂く為にご提供申し上げるものです。記載内容は同意を得た場合を除き、第三者に開示することはできません。このような情報にはAIゴールド証券(株)により確認されていない情報が含まれていることもありますので、全てご自身のリスクでこれらをご利用下さい。AIゴールド証券(株)は本ホームページに記載の情報いずれについても、その信頼性、正確性または完全性について何ら表明または保証するものではありません。本ホームページで述べられている意見は表示の日付のAIゴールド証券(株)の判断であり、予告無しに変更または取消されることがあります。