米国とイランの交渉に対する否定的な見方を受け、WTI原油は反発
08:02:01
23日のWTI原油は反発。取引中心限月である期近11月限の清算値は前日比1.64ドル高(4営業日合計で5.07ドル安)の92.16ドル。
トランプ米大統領が22日に、イランを壊滅させ得ると国連総会で警告したことに対し、ぺゼシュキアン・イラン大統領が決して降伏しないと明言した。
イラン最高安全保障委員会のモフセン・レザイ事務局長は、アラグチ外相とウィトコフ米特使が3時間にわたる会合を実施したと報道されているが、これを否定した。交渉に対する期待でWTI原油は下落していたが、買い戻しにつながっていた。
同事務局長がホルムズ海峡開放や協議開始の条件として、米国がまず7つの条件を満たす必要があると述べているが、先週から同じことを言及し続けている。
米ポリティコは、米国が90日間のディーゼル燃料輸出の停止を計画していると報道している。クリス・ライト米エネルギー長官は、世界的に不足しているディーゼル燃料の禁輸はうまくいかないと否定的ながら、ディーゼル燃料価格が高騰するなかでトランプ米大統領は関心を示している模様。
WTI原油の支援材料となっているが、ディーゼル燃料の指標となるNYヒーティングオイルは輸出禁止観測で米国国内の供給タイトの解消につながるとみられ、期近限月は下落している。
WTI原油期近11月限は2.19ドル高の92.71ドルで取引を終了している。
ところで、米エネルギー情報局(EIA)が明らかにした週間石油在庫統計で、原油在庫は296.9万バレル増、ガソリン在庫は168.6万バレル減、中間留分在庫は42.8万バレル減、認証在庫であるクッシング在庫226.6万バレル増。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
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