デイリーコモディティ市況コメント

中国の石油製品輸出停止を好感して、WTI原油は大幅続伸

08:03:54

1日のWTI原油は大幅続伸。取引中心限月である期近11月限の清算値は前日比2.45ドル高の92.87ドル。
ロイター通信によると、中国の精製業者が、中国政府の指示があるまで、香港とマカオを除く地域への石油製品の輸出を停止していることが明らかとなった。中国国内の燃料確保に動いているとみられる。中国政府はイラン紛争後に輸出制限を実施していたが、7月からはその制限を緩和していた。
また、米ウォールストリートジャーナルによると、トランプ政権が3隻目の空母を中東に派遣し、追加で1万人規模の兵力を派兵すると伝えた。中東情勢の緊張の高まりを警戒することとなり、支援材料に。
また、ロイター通信は、トランプ米政権が、ドイツとフランスに対して、緊急用ディーゼル在庫の放出を求めたと報じた。応じない場合、ディーゼル輸出の禁止が検討されるともしている。
ディーゼル燃料の指標であるNYヒーティングオイルは軟化しているものの、世界的なディーゼル燃料不足懸念は一段と高まっている。
ゴールドマンサックスは中東産原油の輸出が日量2330万バレルまで過去1週間で回復していると指摘し、JPモルガンも日量1750万バレルまで回復しているとのレポートを明らかにしているが、市場の反応は冷ややかだった。
WTI原油期近11月限は2.49ドル高の92.91ドルで取引を終了している。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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