デイリーコモディティ市況コメント

NY金は続落、米長期金利の上昇を嫌気

08:07:00

5日のNY金は続落。取引中心限月である期近12月限の清算値は前週末比5.5ドル安の4156.8ドル。
米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ観測後退を背景にして、欧州取引時間帯にNY金は上伸し、一時、期近12月限は4198.9ドルまで買い進まれた。4500ドルの大台が大きな壁になったこともあり、その後値を消している。
米国取引時間帯に入り、再び米長期金利が上昇し、米10年債利回りは一時、5.3472%前後となり、2002年以来の高値を付けた。これを嫌気して、NY金は4150.4ドルまで下落する場面もみせた。
ここでも4150ドルが下値支持となって、その後の買い戻しにつながったが、4170ドル台回復が精一杯。米国の財政悪化懸念から、長期金利の上昇に対する懸念は根強い。
9月の米ISM非製造業景況感指数は54.9となり、前月の55.4から低下している。ただ、企業が投入財に支払う価格を示す指数が8月の72.6から74.0に上昇しており、2022年7月以来の高い水準となり、これがインフレ圧力となって、米長期金利の上昇を招いていた。
NY金期近12月限は5.3ドル高の4167.6ドルで取引を終了している。
NY銀は反発。取引中心限月である期近12月限の清算値は前週末比0.885ドル高の61.300ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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