デイリーコモディティ市況コメント

ホルムズ海峡を通過する原油の供給不安が再燃し、WTI原油は急反発

08:02:10

8日のWTI原油は急反発。取引中心限月である期近11月限の清算値は前日比3.21ドル高の91.49ドル。
調査会社ケプラーによると、ホルムズ海峡を通過する船舶が今週に入って2か月振りの低い水準に落ち込んでいる。イランによるとみられるタンカーへの攻撃が先週、イラン紛争後に最多になったとみられるためで、ホルムズ海峡を通航する石油供給に対する不安が再燃し、WTI原油は急伸している。
ここにきて、イランによるタンカー攻撃に対して、米軍が静観していることもあり、ホルムズ海峡の通過に対するリスクが一段と高まっている。
米国取引時間帯に入り、トランプ米大統領は、イランに対する攻撃は米中間選挙前にはないと言及したこともあり、上げ一服している。
ところで、メキシコ湾に向かっているハリケーン「イーサイアス」が週末にもフロリダ州に上陸する見通しで、すでに米ガルフの油田の生産停止がみられるという。現時点で日量130万バレルの減産が実施されている。製油所は日量50万バレルの停止も想定されている。
タイトな供給を強いられているディーゼルの供給不足から、NYヒーティングオイルの急伸が目立っている。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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