デイリーコモディティ市況コメント

シカゴ穀物は続落、ハーベストプレッシャーが重石

08:02:08

19日のシカゴトウモロコシは続落。取引中心限月である期近12月限の清算値は前週末比7.25セント安の467.00セント。
一時、2か月振りの安値まで下落するなど、5営業日連続で下落している。収穫進展に伴うハーベストプレッシャーが引き続き圧迫要因となり、値崩れを演じている。
米農務省が取引終了後に明らかにしたトウモロコシの収穫進捗率は全米平均で44%(前週33%、平年52%)。事前予想平均の49%をやや大きく下回っている。
大豆中心の収穫のため、トウモロコシの収穫遅れ改善につながっていないが、今後、トウモロコシの収穫が本格化するとみられ、一時的な支援材料にしかならないとも考えられる。
米農務省が取引中に示した週間輸出検証高は67万2475トンとなり、事前予想下限の110万トンを大きく下回っていた。

19日のシカゴ大豆は続落。取引中心限月である期近11月限の清算値は前週末比7.75セント安の1253.50セント。
シカゴ大豆は6営業日連続の下落となったが、7週間振りの安値水準まで下落している。週明けに米農務省が明らかにする収穫進捗率が弱い内容になるとの観測から、一段安を演じた。引き続き、市場ではハーベストプレッシャーが最大の圧迫要因。
米農務省が取引終了後に示した大豆の収穫進捗率は全米平均で64%(前週46%、平年65%)。市場の事前予想平均は66%で、それを下回っているものの、平年並に近づいている。
米農務省は取引中に2067年度分として中国向け11.4万トンの輸出成約を明らかにした。ここ4営業日合計で、中国向け147.2万トンが成約されたが、ハーベストプレッシャーの前に支援材料になり切れず。

19日のシカゴ小麦は続落。取引中心限月である期近12月限の清算値は前週末比5.25セント安の655.25セント。
ハンガリーのマジャル首相は、ポーランド、ルーマニア、スロバキアに対して、陸路でのウクライナ産孤穀物の運搬を許可するように、要請している。黒海からの輸出が停滞しており、打開策とみられる。
米農務省が取引終了後に明らかにした米冬小麦の作付進捗率は63%(前週51%、平年69%)。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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