ドル高を嫌気して、NY金は続落
07:41:54
26日のNY金は続落。取引中心限月である期近8月限の清算値は前日比17.6ドル安の2313.2ドル。
ドル高・ユーロ安、米長期金利の上昇を踏まえて、NY金は軟調地合いを強いられた。
5月の米新築一戸建て住宅販売戸数は年率換算で前月比11.3%減の61.9万戸となり、事前予想の64万戸を下回った。昨年11月以来の低水準となったものの、市場の反応はイマイチ。前日発表された米経済指標も弱い内容だったものの、ドル高や米長期金利の上昇がみられたこともあり、NY金市場では失望売りが表面化し、一気にNY金期近8月限は2300ドル台に値を沈めた。
2304.7ドルまで売り込まれたものの、2300ドルの大台を維持したこともあり、値ごろ買いに2314.3ドルまで一時買い戻されたが、結果的に2309.8ドルで取引を終えている。
週末に発表される米個人消費支出(PCE)デフレーターに対する懸念は強いようだ。
また、欧州中央銀行(ECB)高官による追加利下げ発言が相次いでおり、ユーロ安・ドル高の様相もより鮮明になっており、NY金にとっては厳しい局面を強いられている。
NY銀は反発。期近7月限の清算値は前日比0.062ドル高の28.930ドル。弱気な米経済指標が相次いでいるため、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ観測が支援材料となっていた。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
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