デイリーコモディティ市況コメント

NY金は続伸、民間の設備投資後退が支援材料

07:44:49

<NY金は続伸、民間の設備投資後退が支援材料>

26日のNY金は続伸。取引中心限月である期近12月限の清算値は前週末比8.9ドル高の2555.2ドル。清算値ベースとしては4営業日振りに最高値を更新している。
レバノンのイスラム武装組織ヒズボラによるイスラエルに対する大規模攻撃を受け、週明けのNY金は上伸したものの、買いは続かず。アジア取引時間帯に2544.0ドルまで値を消す場面もみせた。ドル高を嫌気した利食い売りが台頭したためとみられる。
欧州取引時間帯に入って、中東リスクが警戒され、再び2550ドル台を回復。一時2563.2ドルまで急伸。
しかし、米国取引時間帯に入って、強気の米耐久財受注が明らかにされ、利益確定売りが台頭し、再び2550ドル割れまで下落。7月の米耐久財受注は前月比9.9%増で、事前予想の5.7%増を上回った。前月発表の6.9%減(6.7%減から修正)を大きく上回ったこともあり、NY金市場の圧迫要因となった。ただし、民間の設備投資の先行指標となる非国防資本財(コア資本財)は前月比0.1%減。前回の0.5%増(0.9%増から修正)からマイナスに転じたことで、設備投資の勢いの後退も予想されることに。これもあり、再びNY金は2550ドル台を回復している。
米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は、今後、景気が悪化すれば解雇が増大するリスクに言及。
NY銀は続伸。取引中心限月である期近9月限の清算値は前週末比0.187ドル高の30.007ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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