リスク回避の中、NY金も急落
06:57:16
6日のNY金は急反落。取引中心限月である期近12月限の清算値は前日比18.5ドル安の2524.6ドル。
8月の米雇用統計で、非農業部門の雇用者数は前月比14.2万人増(事前予想は16.0万人増)、失業率は4.2%(同4.2%)、平均支給は前年比3.8%増(同3.7%増)。また、7月の非農業部門の雇用者数は11.4万人増から8.9万人増に下方修正された。
この発表を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)による断続的な利下げ観測が一段と高まり、NY金は上伸し、NY金期近12月限は一時2559.8ドルまで急伸。
しかし、金融市場でリスク回避の動きがみられ、NY株価が急落すると、それに追随してNY金も値崩れを強いられることに。清算値決定前にNY金期近12月限は2513.9ドルまで下落。
その後は、米FRB高官の相次ぐ複数回の利下げ発言を受け、下げ幅を縮小しており、NY金期近12月限は2526.8ドルで取引を終了している。
米FRBのウォラー理事は、今月の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合で、利下げを開始するタイミングであると言及し、利下げの幅やペースについては柔軟に対応していく姿勢を示している。
米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は、複数回の利下げが必要になるとの見方に言及。
NY銀は急落。取引中心限月である期近12月限の清算値は前日比0.916ドル安の28.183ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
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