米FRBの利下げ観測を背景に、NY金は押し目を買われて反発
08:57:13
6日のNY金は反発。取引中心限月である期近2月限の清算値は前日比11.2ドル高の2659.6ドル。
11月の米雇用統計で、非農業部門の雇用者数は22.7万人増(事前予想は20.0万人増)、失業率は4.2%(同4.2%)、平均時給は前年比4.0%上昇(同3.9%上昇)。
強気の内容と評価され、NY金期近2月限は瞬間的に一時2645.5ドルまで下落した。米雇用統計発表までは2650ドル台でのもみ合いをみせていた。
ただ、アジア取引時間帯に一時、2635.6ドルまで急落していたが、その水準までの値崩れには至らず、早々に2650ドル台を回復し、2660ドル台まで上伸する値動きもみせた。
アジア取引時間帯での値崩れは、ビットコインへの資金シフトが懸念され、手じまい売りに拍車がかかってしまったと考えられる。
それでも、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測に変わりはなく、押し目はいずれも買われる展開となった。それでも引けにかけて上げ幅を縮小し、2654.9ドルで取引を終了している。
今週は結果的に2640ドルから2680ドルのレンジでの取引となったが、米連邦公開市場委員会(FOMC)に向けて、2700ドルを試す上昇を演じるかどうかは微妙。
ちなみに、12月の米FOMCでの0.25%の利下げ確率は、CMEフェドウォッチをみると、前日の71.0%から85.1%まで上昇している。
NY銀は反発。取引中心限月である期近3月限の清算値は前日比0.052ドル高の31.588ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
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