WTI原油は反発するものの、清算値決定後にマイナス圏に沈む
07:50:52
18日のWTI原油は反発。取引中心限月である期近2月限の清算値は前日比0.37ドル高の70.02ドル。ただし、清算値決定後に大きく売り込まれ、マイナス圏に沈んでおり、ほぼ安値引けをみせている。WTI原油期近2月限は0.20ドル安の69.45ドルで取引を終了しており、本日の安値は69.39ドル。
米エネルギー情報局(EIA)が明らかにした週間石油在庫統計で、原油在庫は93.4万バレル減、ガソリン在庫は234.8万バレル増、中間留分在庫は318万バレル減、認証在庫であるクッシング在庫は10.8万バレル増となった。石油全体の在庫が減少しており、これを受け、WTI原油は上伸し、期近2月限は70.80ドルまで一時急伸した。
しかし、米連邦公開市場委員会(FOMC)を前にして、利益確定売りが台頭。WTI原油の清算値決定の前に米FOMCの追加利下げが明らかにされたが、ほぼ予想通りの0.25%の利下げとなった。
一方、米FOMCのメンバーが示す来年の金利見通しであるドット・プロットにおいて、2025年の利下げ予想が9月時点の4回から2回に半減。追加利下げに慎重な姿勢が示されたこともあり、WTI原油市場では手じまい売りが一段と膨らみ、ほぼ安値引けを演じることとなった。
チャート上では、ここ最近のレンジ内で推移しており、先行き不透明さが伺える。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
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