デイリーコモディティ市況コメント

ベネズエラ産に対する2次関税を受け、WTI原油は続伸

07:44:39

24日のWTI原油は続伸。取引中心限月である期近5月限の清算値は前週末比0.83ドル高の69.11ドル。
トランプ米大統領は24日、SNSにて、ベネズエラから原油や天然ガスを購入する国に対して、25%の関税を米国に支払うことを義務付けするとし、4月2日から開始すると表明した。
これを受け、供給不安を手掛かりにしてWTI原油は一段と上伸し、WTI原油期近5月限は69.33ドルまで買い進まれた。期近5月限の69ドル台は3月3日以来。
その後、利益確定売りに68.79ドルまで値を消すものの、早々に69ドル台を回復し、69ドル台で推移している。
また、4月2日から実施するとしている相互関税に関して、すべての国が対象になることはないと指摘したことも原油市場での支援材料となっていた。相互関税のリスクが若干ながら後退したことを市場は好感した模様。結果的にNY株価の上伸につながり、原油相場の上昇を後押ししていた。
しかし、必ずしも買い材料にはならないだけに、70ドルは大きな壁との見方は少なくない。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

免責事項

本ホームページはAIゴールド証券(株)の顧客である貴殿に対し、専ら貴社・貴殿にご利用頂く為にご提供申し上げるものです。記載内容は同意を得た場合を除き、第三者に開示することはできません。このような情報にはAIゴールド証券(株)により確認されていない情報が含まれていることもありますので、全てご自身のリスクでこれらをご利用下さい。AIゴールド証券(株)は本ホームページに記載の情報いずれについても、その信頼性、正確性または完全性について何ら表明または保証するものではありません。本ホームページで述べられている意見は表示の日付のAIゴールド証券(株)の判断であり、予告無しに変更または取消されることがあります。