デイリーコモディティ市況コメント

NY金は続落、米長期金利の上昇を嫌気

07:45:33

24日のNY金は続落。取引中心限月である期近4月限の清算値は前週末比5.8ドル安の3015.6ドル。
米S&Pグローバルが明らかにした3月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は、49.8となり、前月の52.7から低下。しかし、サービス業を示す非製造業PMIは54.3となり、前月の51.0から上昇し、事前予想の50.8も上回った。これを受け、米長期金利が上昇し、ドル高が進行。
また、トランプ米政権による高関税政策に対する懸念も後退し、NY株価が急伸し、リスク回避からの金買いも後退することに。
その結果、欧州取引時間帯終盤にNY期近4月限は3038.4ドルの高値を付けたものの、米国取引時間帯に売り込まれ、3007.1ドルまで一時値を消した。それでも、前週末の安値である3004.4ドルを下抜けることはなく、3000ドルの大台を維持している。
中東情勢の緊迫化を背景にした押し目買いが支えになっていたとみられる。
今後、取引中心限月は期近4月限から期近6月限に移行するが、約30ドルも期近6月限はサヤを買われており、期近6月限の一代の高値は20日に付けた3092.8ドル。
NY銀は続落。取引中心限月である期近5月限の清算値は前週末比0.036ドル安の33.450ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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