デイリーコモディティ市況コメント

NY金は反発、リスク回避として押し目を買われる

07:16:10

15日のNY金は反発。取引中心限月である期近6月限の清算値は前日比14.1ドル高の3240.4ドル。
トランプ関税に対するリスク回避として、再び金は買い進まれ、取引終了にかけて本日の高値である3250.9ドルを付けるなど、ほぼ高値水準で取引を終えている。NY金期近6月限は20.6ドルの3246.9ドルで取引を終了している。
欧州の弱気な経済指標を受け、ドル高・ユーロ安が進行。米国と欧州の交渉はほとんど進展しないこともあり、米国取引時間帯に一段とドル高・ユーロ安が進み、NY金市場の圧迫要因となっていた。
しかし、トランプ関税に対するリスク回避が支援材料となり、ドル高に対する反応は限定的。NY金期近6月限は3220ドル台を維持したこともあり、その後は押し目買いに次第に水準を切り上げている。
トランプ米政権は、医薬品や半導体の輸入品に対する調査を開始しており、押し目買い要因に。
トランプ関税は後退気味ながら、先行き不透明に変わりなく、NY金市場への資金シフトの流れはまだ続くとの見方が一般的。
NY銀は続伸。取引中心限月である期近5月限の清算値は前日比0.130ドル高の32.297ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

免責事項
本ホームページはAIゴールド証券(株)の顧客である貴殿に対し、専ら貴社・貴殿にご利用頂く為にご提供申し上げるものです。記載内容は同意を得た場合を除き、第三者に開示することはできません。このような情報にはAIゴールド証券(株)により確認されていない情報が含まれていることもありますので、全てご自身のリスクでこれらをご利用下さい。AIゴールド証券(株)は本ホームページに記載の情報いずれについても、その信頼性、正確性または完全性について何ら表明または保証するものではありません。本ホームページで述べられている意見は表示の日付のAIゴールド証券(株)の判断であり、予告無しに変更または取消されることがあります。