デイリーコモディティ市況コメント

ドル安を手掛かりに、NY金は反発

08:53:30

13日のNY金は反発。取引中心限月である期近6月限の清算値は前日比19.8ドル高の3247.8ドル。
アジア取引時間帯にドル安・ユーロ高を受け、NY金は上伸し、NY金期近6月限は一時、3270ドル台回復をみせた。
しかし、米消費者物価指数(CPI)発表を前にして利益確定売りも膨らみ、欧州取引時間帯に3230ドル台まで値を崩している。
米CPI発表を前に、中国は14日から米国に対する関税の引き下げを実施することを明らかにしたことも、下げに弾みをつけた。
4月の米CPIは、前年比2.3%上昇となり、事前予想の同2.4%上昇、前月の同2.4%上昇から鈍化した。2021年2月以来の低い水準となり、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げを催促する内容にはならなかった。
それを受け、ドル安・ユーロ高が再び進行し、NY金は買い直され、3260ドル台回復もみせた。ただ、米長期金利の上昇もあり、その後は上値の重い展開をみせている。
NY銀は反発。取引中心限月である期近7月限の清算値は前日比0.476ドル高の33.105ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

免責事項
本ホームページはAIゴールド証券(株)の顧客である貴殿に対し、専ら貴社・貴殿にご利用頂く為にご提供申し上げるものです。記載内容は同意を得た場合を除き、第三者に開示することはできません。このような情報にはAIゴールド証券(株)により確認されていない情報が含まれていることもありますので、全てご自身のリスクでこれらをご利用下さい。AIゴールド証券(株)は本ホームページに記載の情報いずれについても、その信頼性、正確性または完全性について何ら表明または保証するものではありません。本ホームページで述べられている意見は表示の日付のAIゴールド証券(株)の判断であり、予告無しに変更または取消されることがあります。