ドル安を好感して、NY金は続伸
07:24:46
20日のNY金は続伸。取引中心限月である期近6月限の清算値は前日比51.1ドル高の3284.6ドル。
米ムーディーズによる米国の格付け引き下げによる安全資産としての金の買いは一服し、NY金期近6月限はアジア取引時間帯に再び3200ドル台まで軟化している。NY株価が上伸した影響もあり、金を買う意欲が後退したためとみられる。
しかし、3200ドル台を維持する値動きをみせると、その後、安値拾いの買いに買い進まれることになり、欧州取引時間帯に入ると、ドル安・ユーロ高をキッカケに上伸し、期近6月限は前日の高値を上抜き、買いに弾みが付くこととなった。
米国取引時間帯では、3280ドル前後でのもみ合いをみせ、一時3298.5ドルの高値を付ける動きもみせたが、NY株価の軟化が影響し、安全資産として金が買われる構図となった。
上昇局面では、EUがロシアに対する第17弾となる経済政策を発表したこと、トランプ米大統領とプーチン露大統領との電話会談で、ロシアとウクライナの即時停戦につながる動きがみられなかったこともあり、地政学リスクも支援材料となっていた。
目先は3300ドルを試すことになりそうだが、期近6月限の整理商いも影響し、一時的な値崩れを警戒する向きもある。
NY銀は続伸。取引中心限月である期近7月限の清算値は前日比0.667ドル高の33.174ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
免責事項
本ホームページはAIゴールド証券(株)の顧客である貴殿に対し、専ら貴社・貴殿にご利用頂く為にご提供申し上げるものです。記載内容は同意を得た場合を除き、第三者に開示することはできません。このような情報にはAIゴールド証券(株)により確認されていない情報が含まれていることもありますので、全てご自身のリスクでこれらをご利用下さい。AIゴールド証券(株)は本ホームページに記載の情報いずれについても、その信頼性、正確性または完全性について何ら表明または保証するものではありません。本ホームページで述べられている意見は表示の日付のAIゴールド証券(株)の判断であり、予告無しに変更または取消されることがあります。