デイリーコモディティ市況コメント

連休前のポジション調整による買い戻しに、WTI原油は反発

06:54:07

23日のWTI原油は反発。取引中心限月である期近7月限の清算値は前日比0.33ドル高の61.53ドル。
トランプ米大統領はEUと通商交渉が停滞していることを踏まえて、6月1日からEUからの輸入品に50%の関税を課すべきと指摘したことを受け、米欧の景気減速懸念が高まり、WTI原油は一時急落。WTI原油期近7月限は60.02ドルまで値を崩したが、何とか60ドルの大台を維持。
下落局面では、OPECプラスの自主減産のさらなる縮小、つまり増産観測も引き続き、圧迫要因となっていた。7月には合計で日量96万バレルの増産が予定されているが、7月には合計で日量137.1万バレルの増産が見込まれている。
ただ、60ドルの大台を維持したこともあり、その後は週明けの米メモリアルデーによる連休が意識され、結果的に買い戻しを背景にして反発することとなった。
28日には、OPECプラスに参加している産油国22か国のオンライン会合が予定されており、ここで7月の増産が指摘される可能性もあり、上値の重い展開も予想される。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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