米欧の貿易摩擦を警戒して、NY金は反発
06:54:55
23日のNY金は反発。取引中心限月である期近6月限の清算値は前日比70.8ドル高の3365.8ドル。
トランプ米大統領は、EUとの通商交渉が停滞しているため、6月1日付でEUからの輸入品に50%の関税を課すとの見通しをSNSで配信したことを受け、米欧の貿易摩擦拡大を警戒した安全資産としての金買いが活発化している。
このSNS投稿をキッカケにして米長期金利も低下したことで、金の上伸に拍車をかけることになった。
また、米国の財政悪化も懸念され、安全資産としての金の買い妙味は引き続き、高まっている。
ただし、週明けは米メモリアルデーによる3連休を迎えるため、ポジション調整による利益確定売りも台頭し、引けにかけて上げ幅を縮小しており、NY金期近6月限は62.7ドル高の3357.7ドルで取引を終了している。
来週は取引中心限月が期近6月限から期近8月限に移行するが、その期近8月限は62.9ドル高の3386.5ドルで取引を終了している。週末はひとまず、3400ドルに抵抗をみせた。ちなみに、期近8月限の一代の高値は4月22日に付けた3539.3ドル。
NY銀は反発。取引中心限月である期近7月限の清算値は前日比0.390ドル高の33.609ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
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