デイリーコモディティ市況コメント

NY金は続伸、中東の地政学リスク拡大が支援材料

07:02:56

13日のNY金は続伸。取引中心限月である期近8月限の清算値は前日比50.4ドル高の3452.8ドル。
イスラエルによるイラン攻撃が報じられると、安全資産としての金の買いが膨らみ、3400ドル台で推移していたNY金期近8月限は3440ドル台に上伸。WTI原油の急騰に追随する格好で、その後3467.0ドルまで買い進まれた。
イランの石油関連施設が攻撃を受けていないことから、WTI原油期近7月限は高値から7ドル近く大きく値を消したこともあり、NY金も追随して値を崩した。ただ、3430ドル台は維持し、下押しは限定的。
米国取引時間帯に入ると、イランによる弾道ミサイルによる報復が伝えられ、改めてNY金は上伸し、3468.0ドルの高値を示現。
週末要因の利益確定売りもみられ、NY金期近8月限は50.2ドル高の3452.6ドルで取引を終了している。
日曜日に米国はイランとの各協議を予定通り実施していると伝えられているが、イランが応じるかは不透明。
中東の地政学リスク次第で、週明けのNY金のさらなる上伸も予想されており、3500ドルも十分視野に入る。17日、18日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が実施されるが、市場の関心は明らかに中東情勢に移っている。
ちなみに、NY金期近8月限の一代の高値は4月22日に付けた3539.3ドル。
NY銀は続伸。取引中心限月である期近7月限の清算値は前日比0.060ドル高の36.355ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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