中東リスク再燃し、WTI原油は急反発
07:38:17
17日のWTI原油は急反発。取引中心限月である期近8月限の清算値は前日比3.02ドル高の73.27ドル。
ペルシャ湾で電波妨害が多数発生しており、船舶の航行が困難になっているという。一部では、その影響でタンカー同士の衝突が発生したとの情報も流れたが、まだ確認されていない。
また、米軍が中東の米軍基地での戦力増強を図っており、米軍の直接介入を懸念する声も挙がっているという。トランプ米大統領は、イランに対する無条件降伏を要求するなど、中東の緊張が高まる中、石油の供給不安が意識され、WTI原油は急反発している。
欧州取引時間帯序盤に、国際エネルギー機関(IEA)は月報を明らかにしている。世界の石油需要の伸びを2025年は前年比で日量72万バレルとしているが、前月発表の日量74万バレルの伸びを下方修正している。
日本時間18日朝5時半に米石油協会(API)が明らかにした週間石油在庫統計で、原油在庫は1013.3万バレル減、ガソリン在庫は20.2万バレル減、中間留分在庫は31.8万バレル増、認証在庫であるクッシング在庫は80.0万バレル減。強気の発表を受け、WTI原油は高値引けを演じるなど、一段と上伸し、73.74ドルで取引を終了している。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
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