米長期金利上昇を嫌気して、NY金は反落
07:53:08
14日のNY金は反落。取引中心限月である期近8月限の清算値は前週末比4.9ドル安の3359.1ドル。
週末にトランプ米大統領は、欧州連合(EU)とメキシコに対して、30%の関税を課すことを明らかにした。これを受け、週明けのNY金は安全資産として買いが先行し、堅調地合いで推移していた。
しかし、米国取引時間帯に入ると、トランプ米大統領が前週末に指摘していたロシアに対する重大な声明が示され、ロシアに対して50日の猶予期間を設けるなど、期待外れの内容もあり、利益確定売りのキッカケとなった。
米長期金利が一段と上昇するなど、ドル高も進行したことで、利益確定売りを促し、NY金期近8月限は週明けの高値から50ドルも値を崩すなど、上げ一服の様相となった。
NY金期近8月限は11.9ドル安の3352.1ドルで取引を終了しており、ほぼ安値引けとなっている。
また、ビットコインが連日の高値更新をみせていることも、投機資金のシフトが連想させ、貴金属市場全般の重石となっていた。
NY銀は反落。取引中心限月である期近9月限の清算値は前週末比0.213ドル安の38.742ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
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