デイリーコモディティ市況コメント

米FRBの独立性を懸念してNY金は大幅続伸

09:04:19

21日のNY金は大幅続伸。取引中心限月である期近8月限の清算値は前週末比48.1ドル高(2日分合計で61.1ドル高)の3406.4ドル。
トランプ米政権は今週、米連邦準備制度理事会(FRB)本部を訪問することを明らかにした。25億ドル規模の改修に対する審査が目的としているが、米FRBに対する規制を実施するとの思惑が台頭することに。
また、ベッセント米財務長官はテレビインタビューで、米FRB全体の制度の見直しを検討すると指摘したことも、米FRBの独立性に対する懸念が再燃し、NY金の急伸要因に。
フロリダ州選出の米共和党のルナ下院議員、パウエル米FRB議長の調査を司法省に要求すると改めて表明したことも支援材料。
NY金期近8月限は6月23日以来の3400ドル台乗せを果たしている。
8月1日から予定されているトランプ米関税に対する警戒もあり、8月を前にして、金を安全資産として買う動きが再燃しており、それを象徴する動きが、週明けの急伸だったともいえる。
前週末18日のNY金は反発。米国の債務拡大を想定して、ドル離れが一段と進むとの懸念から、安全資産として金が買い進まれていた。
NY銀は大幅続伸。取引中心限月である期近9月限の清算値は前週末比ドル(2日分合計で1.031ドル高)の39.334ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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