デイリーコモディティ市況コメント

ドル高を嫌気して、NY金は続落

08:04:24

12日のNY金は続落。取引中心限月である期近12月限の清算値は前日比11.4ドル安の2606.3ドル。
引き続き、ドル高・ユーロ安が圧迫要因となり、NY金は一段安を強いられ、欧州取引時間帯に期近12月限は2600ドル割れを果たした。何度も2600ドルを割り込むなど、下値探りの展開をみせたあと、2595.7ドルを安値にして、下値の固さもみられ、米国取引時間帯に戻り歩調に転じた。
10月末の高値から200ドルも急落したことで、やや売られ過ぎ警戒も台頭したとみられ、一時2624.1ドルまで切り返した。
しかし、その後、また2600ドル割れをみせるなど、戻りは限られることに。
ドイツ経済に対する懸念から、ユーロ売りの継続が想定される中、NY金の戻りは売られ易くなっている。
また、トランプ次期米大統領が推し進めると考えられるビットコインの活用を背景に、ビットコイン相場が上昇を続けており、金市場からの資金シフトも考えられる。
NY金のチャートは引き続き、悪化したままで、100日移動平均線の2566.7ドルを試す動きに変わりないとの見方はなおくすぶっている。
NY銀は反発。取引中心限月である期近12月限の清算値は前日比0.146ドル高の30.759ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

免責事項

本ホームページはAIゴールド証券(株)の顧客である貴殿に対し、専ら貴社・貴殿にご利用頂く為にご提供申し上げるものです。記載内容は同意を得た場合を除き、第三者に開示することはできません。このような情報にはAIゴールド証券(株)により確認されていない情報が含まれていることもありますので、全てご自身のリスクでこれらをご利用下さい。AIゴールド証券(株)は本ホームページに記載の情報いずれについても、その信頼性、正確性または完全性について何ら表明または保証するものではありません。本ホームページで述べられている意見は表示の日付のAIゴールド証券(株)の判断であり、予告無しに変更または取消されることがあります。