ドル高を背景にした利益確定売りに、WTI原油は反落
コモディティ市況コメント
2024.06.24
06:39:02
21日のWTI原油は反落。取引中心限月である期近8月限の清算値は前日比0.56ドル安の80.73ドル。
アジア取引時間帯から欧州取引時間帯にかけ、売り買いが交錯する狭いレンジで推移していた。
米国取引時間帯序盤に発表された5月の米中古住宅販売件数は、年率411万件、前月比-0.7%となった。ただ、事前予想の410万件、-1.0%を上回ったこともあり、米景気の強さを物語る内容から米国の石油需要に対する期待もあり、発表後にWTI原油期近8月限は81ドル台前半から81.79ドルまで急伸。
ただ、発表から1時間経過すると、米長期金利の上昇とドル高を嫌気して、WTI原油市場では利益確定売りが先行し、一気に81ドルを下回った。
その後、80.35ドルまで下落したものの、今後の需要増加観測から80ドルの大台は維持している。
引き続き、中東情勢の地政学リスクは支援材料になっていた。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
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