デイリーコモディティ市況コメント

中東リスクを警戒して、NY金は急反発

07:22:06

1日のNY金は急反発。取引中心限月である期近12月限の清算値は前日比30.9ドル高の2690.3ドル。
イスラエル当局によると、イランはイスラエル向けに200発近い弾道ミサイルを発射したという。これを受け、米国取引時間帯序盤にNY金期近12月限は急伸し、2690ドル台に水準を切り上げた。
NY金期近12月限は9月26日に2708.7ドルの高値を示現しているが、それを意識した展開とみられた。
一方、ドルも中東リスクで買い進まれ、ドル高を警戒してNY金期近12月限は2700ドルに抵抗をみせた。一時、2675.2ドルまで下落したものの、2680ドル台での取引が米国取引時間帯では中心だったといえる。
9月の米ISM製造業景気指数は47.2で、6か月連続で50を下回った。
8月の米雇用動態調査(JOLTS)は、求人件数が32.9件増の804万件で、事前予想の766万件を上回った。
8月、9月と月初に発表される米ISM製造業景気指数の弱気な内容を受け、米国の景気減速懸念が台頭し、リスク回避の動きからNY金が急落していたが、今回は市場の関心が中東に集まっており、米経済指標が材料になり切れず。
市場の関心は、引き続き、中東に集まるとみられるが、NY株価の動向からも目が離せない。
NY銀は反発。取引中心限月である期近12月限の清算値は前日比0.284ドル高の31.742ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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