中東情勢の緊迫化を手掛かりに、NY金は続伸
08:35:02
17日のNY金は続伸。取引中心限月である期近4月限の清算値は前週末比5.0ドル高の3006.1ドル。
米軍が15日から、イエメンの親イラン武装組織フーシ派に対する空爆を実施しており、17日も確認されている。中東情勢の緊迫化を背景にした地政学リスクを買う動きをみせ、3000ドルの大台を付けたNY金だったが、週明けも3000ドルを試す動きをみせた。
さすがに、3000ドルに対する目標達成感もあり、積極的な買いは続かず、前週末に付けた高値更新にはならなかったものの、ドル安を好材料にして押し目は買われ、取引終了にかけて3010ドル台に乗せている。
2月の米小売売上高は前月比0.2%増となり、事前予想の同0.6%増を下回った。3月のNY製造業景気指数はマイナス20.0で、事前予想のマイナス1.5を大きく下回っている。
弱気な経済指標が前週から続いており、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ観測は後退し、米10年債利回りも伸び悩んでおり、NY金の強調地合いを支えている。
今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)が実施されるため、仕掛けはかなり慎重ともいえるが、高値圏を維持していることに対する先高期待は根強い。
NY銀は反落。取引中心限月である期近5月限の清算値は前週末比0.125ドル安の34.308ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
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