乱高下の中、WTI原油は反発
08:28:04
7日のWTI原油は反発。取引中心限月である期近12月限の清算値は前日比0.67ドル高の72.36ドル。
中国の10月の原油輸入が一段と減少したこと、トランプ氏勝利によって、中国経済に与える影響も懸念され、アジア取引時間帯から売りが先行。欧州取引時間帯終盤にWTI原油期近12月限は70.66ドルまで値を崩した。
ただ、米国取引時間帯に入ると、ハリケーンに発達した「ラファエル」に対する懸念が台頭し、WTI原油は買い直される展開に。すでに、米ガルフの石油関連施設のうち、17%が停止しているという。
WTI原油期近12月限は今週の高値を上抜き、72.88ドルまで一時上伸したが、清算値決定にかけて上げ幅を縮小し、72.19ドルで取引を終了している。
ハリケーン「ラファエル」は、現在の予報で、進路を大きく西の方向に変えており、現時点で、米国への上陸する可能性はほぼなくなっている。また、日曜日には熱帯低気圧に勢力を落とし、メキシコにも上陸することなく、海上で熱帯低気圧も解消する見通し。
従って、石油関連施設の停止も限定的で、操業再開も時間の問題とみられている。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
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