利益確定売りで、NY金は急反落
08:20:33
13日のNY金は急反落。取引中心限月である期近2月限の清算値は前週末比36.4ドル安(2日分合計で12.2ドル安)の2678.6ドル。
週明け序盤は堅調に推移していた。ただ、前週末の高値を試す展開とはならず、欧州取引時間帯に入ると、利益確定売りが膨らみ、大きく値を消すこととなった。
ドル高進行を嫌気した手じまい売りが膨らみ、利益確定売りを促したとみられる。
下落局面では、前週末の強気の米雇用統計を再認識する格好となり、米国取引時間帯にはNY金期近2月限は2675.2ドルまで値を消した。結局、NY金期近2月限は2681.2ドルで取引を終了している。
週明けに大陰線を形成しており、目先は半値押しの2665.9ドルが下値メドとなる。
12月の強気の米雇用統計を受け、2025年の米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ幅予想を縮小する見通しが相次いで指摘されたことも、圧迫要因になっていた。
ちなみに、10日のNY金は大幅続伸。注目の12月の米雇用統計で、非農業部門の雇用者数は25.6万人増で、事前予想の16.4万人増を大きく上回った。強気の米雇用統計を受け、米長期金利の上昇とドル高が進行したため、2700ドル台を回復していたNY金期近2月限は一時、2686.9ドルまで値を消した。ただ、原油の急伸やトランプ次期政権に対する懸念から、押し目買いがその後再燃。NY金期近2月限はアッサリ2700ドル台を回復し、早々に2735.0ドルの高値を付けた。期近2月限としては、12月12日以来の高値水準である。その後は週末要因の利益確定売りから上げ一服。
NY銀は急反落。取引中心限月である期近3月限の清算値は前週末比1.005ドル安(2日分合計で0.706ドル安)の30.309ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
免責事項
本ホームページはAIゴールド証券(株)の顧客である貴殿に対し、専ら貴社・貴殿にご利用頂く為にご提供申し上げるものです。記載内容は同意を得た場合を除き、第三者に開示することはできません。このような情報にはAIゴールド証券(株)により確認されていない情報が含まれていることもありますので、全てご自身のリスクでこれらをご利用下さい。AIゴールド証券(株)は本ホームページに記載の情報いずれについても、その信頼性、正確性または完全性について何ら表明または保証するものではありません。本ホームページで述べられている意見は表示の日付のAIゴールド証券(株)の判断であり、予告無しに変更または取消されることがあります。