利益確定売りに、NY金は高値から大きく値を崩す
07:38:45
22日のNY金は反落。取引中心限月である期近6月限の清算値は前日比5.9ドル安の3419.4ドル。
トランプ米大統領によるパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の解任圧力が強まる中、NY金はアジア取引時間帯に急伸し、一時3509.9ドルの高値を付けた。9日の米長期金利上昇局面には3000ドル割れだったこともあり、短期間に500ドル以上も急伸したことになる。
3500ドル台での上値の重さもみられ、その後、利益確定売りが欧州取引時間帯から活発化し、NY金は高値から大きく値を消すこととなった。
米国取引時間帯に入り、NY株価の出直りもみられ、金に対するリスク回避の買いも後退し、NY金期近6月限は清算値決定後に3379.1ドルの安値を付ける場面もみせた。
本日の高値からの値崩れで、チャート上では、上ヒゲの長い罫線を形成しており、テクニカル面での売りをさらに催促することも警戒されている。NY金期近6月限は33.3ドル安の3392.0ドルで取引を終了している。
中国に対する関税に関して、トランプ米大統領は、関税幅が大きく下げる可能性に言及したことも、金市場での利益売りを活発化させたとみられる。
NY銀は続伸。取引中心限月である期近5月限の清算値は前日比0.384ドル高の32.905ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
免責事項
本ホームページはAIゴールド証券(株)の顧客である貴殿に対し、専ら貴社・貴殿にご利用頂く為にご提供申し上げるものです。記載内容は同意を得た場合を除き、第三者に開示することはできません。このような情報にはAIゴールド証券(株)により確認されていない情報が含まれていることもありますので、全てご自身のリスクでこれらをご利用下さい。AIゴールド証券(株)は本ホームページに記載の情報いずれについても、その信頼性、正確性または完全性について何ら表明または保証するものではありません。本ホームページで述べられている意見は表示の日付のAIゴールド証券(株)の判断であり、予告無しに変更または取消されることがあります。