デイリーコモディティ市況コメント

地政学リスクを好材料に、NY金は続伸し、一時2900ドル台示現

07:54:27

5日のNY金は続伸。取引中心限月である期近4月限の清算値は前日比17.2ドル高の2893.0ドル。取引中心限月としては、初めて2900ドルの大台を一時示現している。
米中の貿易戦争に対する懸念に加えて、トランプ米大統領がパレスチナ自治区ガザを米国が管理する構想を明らかにしたことで、中東における地政学リスクも支援材料となっていた。
欧州取引時間帯にNY金期近4月限は2901.5ドルまで急伸。
1月のADP全米雇用レポートによると、民間部門雇用者数は18万3000人増加となり、事前予想の15万人増を上回った。さらに、12月分を12万2000人増から17万6000人増に上方修正している。強気の発表を嫌気した利益確定売りが台頭し、発表後に一時2878.8ドルまで下落。
しかし、押し目買いが再燃し、NY金期近4月限は2906.0ドルまで急伸し、高値を更新している。
引けにかけて、利益確定売りが再燃し、NY金期近4月限は2884.8ドルで取引時間を終了している。
週末の米雇用統計から目が離せないものの、引き続き、トランプ米大統領の発言に翻弄される地合いには変わりない。
NY銀は反落。取引中心限月である期近3月限の清算値は前日比0.046ドル安の32.976ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

免責事項

本ホームページはAIゴールド証券(株)の顧客である貴殿に対し、専ら貴社・貴殿にご利用頂く為にご提供申し上げるものです。記載内容は同意を得た場合を除き、第三者に開示することはできません。このような情報にはAIゴールド証券(株)により確認されていない情報が含まれていることもありますので、全てご自身のリスクでこれらをご利用下さい。AIゴールド証券(株)は本ホームページに記載の情報いずれについても、その信頼性、正確性または完全性について何ら表明または保証するものではありません。本ホームページで述べられている意見は表示の日付のAIゴールド証券(株)の判断であり、予告無しに変更または取消されることがあります。

New{title}