デイリーコモディティ市況コメント

夏場の需要拡大を踏まえた思惑買いに、WTI原油は急反発

07:40:21

10日のWTI原油は急反発。取引中心限月である期近7月限の清算値は前週末比2.21ドル高の77.74ドル。
今後、石油の需要拡大が期待される時期に入ることが再認識され、特に夏場のガソリンや航空燃料などの拡大が期待されることもあり、とりわけ米国取引時間帯に入って値を跳ばした、
欧州取引時間帯まではWTI原油期近7月限で、76ドル台に上伸すると、利益確定売りが台頭し、75ドル台後半でのもみ合いが続いていた。それが、米国取引時間帯に入ると、先高期待の買いが相次いでみられ、ほぼ一本調子の上昇を演じた。取引終了にかけて78ドル台に水準を切り上げ、78.23ドルで取引を終了している。
石油輸出国機構(OPEC)による増産は、今年10月以降であり、それまではOPECプラスの減産体制は維持されるため、夏場の供給不安が認識されることとなった。
この急反発で、OPECプラスによる増産ショックは解消され、チャート上では再び80ドルを試す動きも予想される。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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