デイリーコモディティ市況コメント

弱気な米経済指標を嫌気して、WTI原油は急反落

07:43:08

1日のWTI原油は急反落。取引中心限月である期近9月限の清算値は前日比1.60ドル安の76.31ドル。
財新が明らかにした中国の7月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.8で、事前予想の51.5、前月の51.8を大きく下回った。節目となる50を維持するとみられていたが、それも下回ったことで、中国の景気に対する懸念が再燃。
中東リスクの高まりと中国の景気減速懸念が強弱両材料で交錯し、アジア取引時間帯から欧州取引時間帯に78ドル台半ばでの狭いレンジで推移していた。
7月の米ISM製造業景気指数も明らかにされたが、46.8となり、事前予想の48.8、前月の48.5を大きく下回った。米国の景気減速も警戒され、石油需要に対する警戒が高まり、WTI原油は大きく値を消すことになった。
WTI原油期近9月限はISM製造業景況感指数発表後、ストップロスの売りがヒットして、77ドルを試す水準まで急落。その後、76.24ドルまで下落した。77ドル台回復もみせたが、戻り切れず。弱気な米経済指標を嫌気して、NY株価も急落しており、圧迫要因になっていた。
中東リスクを警戒して、週末のWTI原油は買われ易い状況とも考えられるが、それも週末に発表される米雇用統計次第。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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