弱気な米ＥＩＡの在庫統計を嫌気して、ＷＴＩ原油は続落
07:49:39
１４日のＷＴＩ原油は続落。取引中心限月である期近１０月限の清算値は前日比０．９６ドル安の７５．８４ドル。
米エネルギー情報局（ＥＩＡ）が明らかにした週間石油在庫統計で、原油在庫は１３５．７万バレル増ｍガソリン在庫は２８９．４万バレル減、中間留分在庫は１６７．３万バレル減、認証在庫であるクッシング在庫は１６６．５万バレル減。原油在庫の大幅減少が予想されており、実際、前日、米石油協会（ＡＰＩ）の在庫統計で示された原油在庫は５２０．５万バレル減だったこともあり、米ＥＩＡの在庫統計発表後、ＷＴＩ原油はズルズルと値を崩した。
ストップロスの売りがヒットして、一時７６．８３ドルまで下落したが、７７ドル割れでは値ごろ買いも台頭し、７７ドル割れは一時的に。中東リスクの高まりもあり、目先の押し目買いを提供したともみられる。
ガザ停戦に関して、停戦協議をハマスが拒否しており、イランとイスラム武装組織ヒズボラによるイスラエル攻撃の可能性は高まっている。
（ＭＯＧマーケッツ 齋藤和彦）
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