月末・四半期末のポジション調整の中、WTI原油は反落
06:39:09
28日のWTI原油は反落。取引中心限月である期近8月限の清算値は前日比0.20ドル安の81.54ドル。
週末と月末、そして四半期末のポジション調整が先行する中、利益確定売りにWTI原油は反落している。
28日に米エネルギー情報局(EIA)が4月の米原油生産と石油需要が4か月振りの高い水準になったことを明らかにした。その一方で、4月の米ガソリン需要が2月以来の低い水準に落ち込んだこともあり、今後のガソリン需要に対する期待がやや後退した。
イースター以降のガソリン需要だっただけに、期待外れの低下が、今後のガソリン需要増加観測に対する警戒が広がることになり、それが四半期末のポジション調整を加速させたとも考えられる。
6月30日にはフランス国民議会の第一投票を控えている。フランスの政局不安を手掛かりにして、ドル高・ユーロ安も警戒され、原油市場の圧迫要因になっていた。
一方で、イスラエル軍とレバノンのイスラム教シーア派武装組織ヒズボラと緊張の高まりは引き続き、支援材料となっていた。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
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