狭いレンジ取引の中、WTI原油は続落
22日のWTI原油は続落。取引中心限月である期近5月限の清算値は前日比0.44ドル安の80.63ドル。
前日の取引レンジ内で推移するなど、狭いレンジでの取引となった。新規の材料が見当たらない中、週末要因のポジション調整を強いられ、売り買いが交錯したとみられる。チャートの悪化を受け、結果的に売り先行の展開を強いられていた。
NYガソリンが3営業日振りに反発したこともあり、米国での今後のガソリン需要の拡大も期待され、WTI原油期近5月限の80ドル台維持につながったとも考えられる。
3月29日が今年の聖復活祭(イースター)に当たる。イースターを再開にして、ガソリンの需要期入りが認識される傾向があるだけに、週明け以降、よりNYガソリンの動向がポイントとなる。また、今週発表された米エネルギー情報局(EIA)の週間石油在庫統計では、ガソリン需要が後退していたが、イースターを前にして改善することになれば、ガソリンの需要拡大の連想にもつながるだけに、在庫統計からも目が離せない。
ちなみに、イースター当日の米国での金融市場の取引はすべて休場となる。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
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