デイリーコモディティ市況コメント

相互関税に対する警戒から、NY金は大幅続伸

08:51:28

31日のNY金は大幅続伸。取引中心限月である期近6月限の清算値は前週末比36.0ドル高の3150.3ドル。
トランプ米大統領は4月2日から実施する相互関税に対して、対象は全世界と改めて言及するなど、不確実性が一段と高まり、NY金は大幅続伸をもたらすこととなった。
ただし、インフレ抑制のため、関税率を引き下げる可能性にも言及している。
NY金期近6月限は欧州取引時間帯に3150ドル台まで急伸し、米国取引時間帯に3162.0ドルの高値を付けた。
大手の投資銀行による強気の金相場見通しも支援材料。
米ゴールドマンサックスは2025年末の金相場を従来の3100ドルから3300ドルに上方修正している。バンクオブアメリカは2025年の金相場を3063ドル(従来は2750ドル)、2026年は3350ドル(同2625ドル)としている。
四半期末・月末要因の利益確定売りからの下落も警戒されたが、NYダウが大きく買い戻されたこともあり、利益確定売りを催促する投資マインドにならず、大幅続伸につながったともみられる。
NY銀は続落。取引中心限月である期近5月限の清算値は前週末比0.203ドル安の34.611ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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