米中貿易摩擦の緩和期待に、ＮＹ金は反落
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２５日のＮＹ金は反落。取引中心限月である期近６月限の清算値は前日比５０．２ドル安の３２９８．４ドル。
中国政府が一部の米国製品を関税の対象から除外するとの報道を受け、米中貿易摩擦の後退観測が台頭し、週末要因のポジション調整かたがた、手じまい売りにＮＹ金は値崩れをみせた。
ドル高も圧迫要因となり、ＮＹ金期近６月限は欧州取引時間帯終盤に３２７４．８ドルの安値まで急落。
米国取引時間帯に入り、押し目買いが台頭し、下げ幅を縮小し、清算値決定後もさらに戻りをみせ、ＮＹ金期近６月限は１８．４ドル安の３３３０．２ドルで取引を終了している。
米中貿易摩擦の解消には、まだまだ時間を要するとの見方から、金市場での突っ込みは買い場提供になるとの見方が支配的。
４月の米ミシガン大消費者信頼感指数・確報値は５２．２となり、事前予想の５０．８を上回った。ただし、確報値ベースでは４か月連続の低下であり、金市場の支援材料となっていた。
ＮＹ銀は続落。取引中心限月である期近５月限の清算値は前日比０．４９３ドル安の３３．０１０ドル。
（ＭＯＧマーケッツ 齋藤和彦）
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