米大統領選の先行き不透明から、NY金は続伸
07:34:32
30日のNY金は続伸。取引中心限月である期近12月限の清算値は前日比19.7ドル高の2800.8ドル。
日本時間30日15時46分にNY金は2801.7ドルの高値を付けた。強調地合いを背景にしたかいが先行したためとみられる。ただ、2800ドルを付けたことによって、その後、目先の目標達成感も台頭し、欧州取引時間帯序盤に2780ドル台まで軟化している。
10月のADP全米雇用報告で、民間部門の就業者数は前月比23.3万人増となり、事前予想の11.4万人増を上回った。ハリケーンの影響が警戒されていたが、予想以上に強い内容だったといえる。
また、7-9月期の実質米国内総生産(GDP)速報値は、年率換算で前期比2.8%増で、事前予想の2.9%増を下回った。ただ、10四半期連続でのプラス成長を記録している。
強気の米経済指標を受け、NY金期近12月限は2782.4ドルまで水準を切り下げた。
その後、米大統領選の先行き不透明から清算値決定にかけて再び2800ドル台を回復し、2801.8ドルの高値を付けている。結局、2799.1ドルで取引を終了している。
トランプリスクを警戒する状況を背景にして、目先の一段の上昇を警戒する市場環境にある。
NY銀は反落。取引中心限月である期近12月限の清算値は前日比0.366ドル安の34.075ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
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