米寒波リスクを警戒して、WTI原油は反発
コモディティ市況コメント
2025.01.10
07:25:40
9日のWTI原油は反発。取引中心限月である期近2月限の清算値は前日比0.60ドル高の73.92ドル。
米国の寒波は長期化の様相をみせる中、米テキサス州では9日が寒波のピークと想定されている。製油所のトラブルなども懸念される気温低下も予想されており、供給不安が再燃し、WTI原油は再び74ドル台を回復する水準まで切り返している。
アジア取引時間帯には、WTI原油期近2月限は73ドル割れまで値崩れしたものの、結果的に買い場提供となったとみられ、弱気な米エネルギー情報局(EIA)の週間石油在庫統計で下落した分を取り戻している。
ただし、カーター元大統領の追悼日の影響で、NY株式市場が休場になるなど、金融市場全般に低調な商いだったこともあり、WTI原油は薄商いの中、やや強引に買い戻されたともみられ、取引終了間際に高値を更新し、74.30ドル台に水準を切り上げている。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
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