米EIAの在庫統計を好材料に、WTI原油は続伸
07:49:04
20日のWTI原油は続伸。取引中心限月である期近8月限の清算値は前日比0.58ドル高の81.29ドル。
米エネルギー情報局(EIA)が明らかにした週間石油在庫統計で、原油在庫は254.7万バレル減、ガソリン在庫は228.0万バレル減、中間留分在庫は172.6万バレル減、認証在庫であるクッシング在庫は30.7万バレル増。製油所稼働率はさらに低下し、93.5%となったものの、原油・石油製品在庫の減少を受け、WTI原油期近8月限は81.52ドルまで上伸。米EIAの在庫統計発表前から期待先行で上伸していたこともあり、その後、80.83ドルまで軟化したが、清算値決定後に81.51ドルまで買い直された。ただ、81.52ドルの高値更新には至らず。
ところで、米メキシコ湾岸付近で、熱帯低気圧が発生する可能性が高まっており、石油関連施設への影響が警戒され、支援材料となっていた。
一部では、イスラエルとレバノンのイスラム教シーア派の武装組織ヒズボラとの全面戦争を警戒する向きもあり、原油市場の心理面の支援材料に。
WTI原油期近8月限一代足でみると、6月4日の72.44ドルの安値から9ドルも急伸しており、高値警戒も予想される。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
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