米GDP下方修正を受け、NY金は安値から大きく切り返し小反発
07:24:47
30日のNY金は小反発。取引中心限月である期近8月限の清算値は前日比2.4ドル高のドル。
アジア取引時間帯にストップロスの売りがヒットして、NY金期近8月限は2343.3ドルまで一時急落した。前日からの下落基調が続く中、前週末の安値を下回ったことで、ストップロスの売りにつながったようだ。
ただ、欧州取引時間帯に入ると、押し目は拾われる格好となり、2360ドル台を回復。
米国取引時間帯には2370ドル台まで切り返す場面もみせた。1-3月期の米国内総生産(GDP)改定値が明らかにされ、前期比年率1.3%増となり、速報値の同1.6%増から下方修正された。これが、2370ドル台回復要因となった。
ただ、米新規失業保険申請件数は前週比3000件増の21万9000件で、事前予想の21万8000件を若干上回った。底堅い労働市場を確認することになり、NY金の圧迫要因に。
31日には米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレターゲットとして利用している個人消費支出(PCE)デフレーターが明らかにされる。それを控えて、目先のNY金は神経質な展開が予想される。米PCEデフレーターからは目が離せない。
NY銀は反落。期近7月限の清算値は前日比0.839ドル安の31.534ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
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