デイリーコモディティ市況コメント

米PCEデフレーターを受け、NY金は急反発

07:31:47

20日のNY金は急反発。取引中心限月である期近2月限の清算値は前日比37.0ドル高の2645.1ドル。
11月の米個人消費支出(PCE)デフレーターは、前年比2.4%増で、事前予想の同2.5%増を下回った。米PCEコアデフレーターも同2.8%増で、事前予想の同2.9%を下回ったことを受け、米長期金利が低下し、ドル売りの展開をもたらした。
その結果、急伸し、NY金期近2月限は2653.8ドルまで一時買い進まれた。2650ドル台を維持するとみられたものの、週末要因の利益確定売りが台頭し、上げ一服。2638.0ドルまで軟化する場面もみせたが、2640.5ドルで取引を終了している。
NY株価は急伸する一方、欧州株価は下落しており、引き続き、ドル高・ユーロ安に対する懸念もあり、NY金の上値追いの買いをけん制していた。
トランプ次期大統領による欧州からの輸入関税引き上げ警告が欧州株価の圧迫要因となっている。
来週25日はクリスマスのため、完全休場となるため、クリスマス前のポジション調整が想定される。
NY銀は反発。取引中心限月である期近3月限の清算値は前日比0.547ドル高の29.958ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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