デイリーコモディティ市況コメント

買い戻しにNY金は反発も、高値から大きく値を消す

07:46:59

8日のNY金は反発。取引中心限月である期近6月限の清算値は前日比16.6ドル高の2990.2ドル。
NYダウ先物の急反発の動きを好感して、再開したアジア取引時間帯からNY金の戻りも顕著だった。ひとまず、投資マインドの悪化の後退とみて、買い戻しが先行したためとみられる。欧州取引時間帯に入っても戻り歩調が継続し、NY金期近6月限は一時、3037.9ドルまで切り返した。
しかし、NY株式市場の日中取引が開始されると、先物市場でみせていた急伸が縮小し、その後、マイナス圏に突入。米中の貿易戦争拡大が懸念されての動きであり、その株価の値崩れに追随する格好でNY金も上げ幅を縮小している。何とかプラス圏を維持したものの、2988.6ドルまで下落するなど、戻り高値から50ドル近い下げをみせた。NY金期近6月限は24.7ドル高の2998.3ドルで取引を終了している。
米国は中国に対して、104%の関税を課すことが伝わったことで、金融市場のマインドを急速に悪化させたとみられる。
米長期金利も上昇をみせており、NY金の戻りも抑制されることに。
NY銀は小幅続伸。取引中心限月である期近5月限の清算値は前日比0.082ドル高の2968.6ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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