高関税政策を警戒して、WTI原油は急落
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10日のWTI原油は急落。取引中心限月である期近8月限の清算値は前日比1.81ドル安の66.57ドル。
トランプ米大統領は9日まで、22日か国に対する高い関税を課すことを明らかにしており、特に貿易黒字であるブラジルに対して、50%の関税を課すことになったこともあり、高関税政策が世界経済に与える影響が懸念され、急伸していた原油市場での利益確定売りにつながり、WTI原油は急落している。
米長期金利上昇を受けたドル高も圧迫要因になっていた。
WTI原油期近8月限は清算値決定にかけて安値を付け、7日以来の安値水準まで軟化。その後は、若干買い戻され、1.51ドル安の66.87ドルで取引を終了している。
トランプ米大統領はまた、8月1日から米国に対する銅の輸出に対して50%の関税を課すことを明らかにしており、これを受け、銅が急騰し、最高値を更新。その動きに追随して、パラジウムや白金も急伸しており、原油市場からの資金シフトの動きも警戒されている。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)
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