デイリーコモディティ市況コメント

NY金は一段安、一時2540ドル台に急落

08:26:11

14日のNY金は続落。取引中心限月である期近12月限の清算値は前日比13.6ドル安の2572.9ドル。
欧州取引時間帯にテクニカルな売りに拍車がかかり、NY金期近12月限は一時、2541.5ドルまで急落した。100日移動平均線を下抜き、2550ドル割れをみせたことで、ストップロスの売りが一気に膨らんだためとみられる。
ただし、2550ドル割れは一時的にとどまり、その後は売られ過ぎ懸念を背景にした値ごろ買いが台頭し、米国取引時間帯序盤には2580ドル台まで回復し、安値から40ドル以上も切り返す場面もみられた。
チャート上では、下ヒゲの長い格好となり、目先の下値メドとの観測も広がったとみられる。また、100日移動平均線を早々回復したことも支援材料となったと考えられる。ちなみに、終値ベースでの100日移動平均線は2570.6ドル。
引き続き、ドル高が進行したこともあり、さすがに2580ドル台では売りを浴びて、2570.6ドルで取引を終了している。
チャート上で底入れの様相をみせているが、ドル高基調の中、どこまで戻りをみせることになるか注目。
10月の米卸売物価指数(PPI)は前年同月比2.4%の伸びとなり、事前予想の2.3%の伸びを上回った。
米新規失業保険申請件数は、前週比4000件減の21.7万件で、事前予想の22.3万件を下回った。強気の米経済指標だったものの、市場の反応は限定的。
NY銀は続落。取引中心限月である期近12月限の清算値は前日比0.094ドル安の30.569ドル。
(MOGマーケッツ 齋藤和彦)

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